事業融資で行われる審査と個人ローンとの違い

審査にもしっかり通過できた事業融資(女性/20代)

私が利用したのは事業主向けの事業融資というもので、銀行や消費者金融のキャッシングやカードローンでは事業性資金の借り入れができませんが、事業融資ならば仕入れや設備投資であってもこのお金を借り入れて購入することができます。私のやっているネイルサロンの資金もこの事業融資を活用して運営しました。

 

最初のお店の用意では、1年分の運転資金が必要で、店内の設備や必要な材料についてもその借り入れた資金から購入しました。ネイルサロンはお客さんさえ入ってくれれば比較的利益率はよいのですが、施術だけでは十分な利益にならないので少しでも稼げるように、ネイルグッズの仕入れと販売も私は行いました。

 

特に安い材料を高く売って利益につなげる単純な仕組みで利益が出せていたので、返済もそのお金で支払っていけました。すでに事業融資に申し込む前にその利益が確保できていたので、事業計画を提出した時に審査にもすぐに通過できました。おかげで借り入れたかった金額には届かなかったのですが、お金を借りることはできました。もう少し利益が出せていれば運転資金も2年分くらいは用意できたのですが、実績がすでに伴っていると融資の審査結果も大きく変わってくるようです。

 

審査項目は対策が大変だった(女性/50代)

私が頼った事業融資では、審査は主に事業計画と私自身の信用、そして実際の事業の業績が大きく影響しました。それぞれの銀行や金融機関で審査でチェックされることは異なるようですが、事業融資はその性質上、ビジネスによっては非常に大きな利益を生むことができるので、個人事業よりも複数人で運営されるビジネスのほうが融資額も大きくなるようでした。

 

私の場合も、事業に携わる人数を聞かれることがあったので、その時に決まっていた人数を申告しました。その後の審査が終わるまでの間に進んだ事業のことや始まったプロジェクトなども報告していくと融資可能性額も少し変動しました。審査されるポイントは大体わかってもその結果がすぐにははっきりせず、しばらく時間もかかったので借り入れるまでが大変でした。

 

また、審査の段階で据え置き期間や金利、返済期間も決められるようだったため、特に審査してもらうときには慎重になっていました。銀行からの借り入れでは特に厳しい審査が行われるようなので、これから挑戦する方は少し気を付けておくとスムーズに審査してもらえるかもしれません。

 

ビジネスプラン次第で融資額も増えるようだった(男性/30代)

私はビジネスで必要になった資金を銀行から借り入れました。申し込みをしたときにはすでに事業を始めてから2年が経過していて、利益も順調に出せていたので少しでも良い結果が出せるようにそれまでの事業の結果も併せて申し込み時に提出しました。ビジネスプランとそれまでに出せた利益、プランと実際の事業の様子の差なども考慮して融資額を決めてもらいました

 

相談担当者の方がいろいろと事情も教えてくれる方だったので、細かい事業の相談もしっかりすることができました。一般的に個人事業の融資は簡単には審査に通らないようでしたが、私の場合は実績が伴っていたうえ、私自身の信用情報もクリーンだったので信用も大きく融資もしてもらえました。審査には大体2か月ほどかかり、プラン変更などはなくヒアリングや状況の確認などがメインでした。私自身は、融資がもらえなくてもビジネスの加速が遅れるだけでデメリットはありませんでしたが、銀行側はしっかり審査をしてくれてある程度の金策の提案やアドバイスもくれました。

 

こういった事業融資では銀行側も金利で利益が出るので、貸してくれることも多いようです。審査さえしっかり通過できるような結果が出せていれば可能性が高まるので、計画段階から客観的にとらえて工夫するとよいでしょう。

 

事業融資の審査は個人より厳しい

必要な書類なども多くなる

事業融資はビジネス向けの借金という性質から、個人の信用もチェックされますが、会社や事業の将来的な可能性やそれまでの経営状況、利益も考えて審査に通過するかどうかが決まります。融資を受けられる場合もそうした情報に即して利用限度額が設定されるため、しっかり利益が出ていないと借り入れできる金額も減ってしまいます。

 

また、開業資金として利用するならば担保や事業計画書をチェックされるため、できるだけ利益がしっかり出せる計画を立て、可能であれば担保も用意しておくとよいです。担保は利用する金融機関によってだいたい何が良いか相談して教えてもらえるので、しっかり価値のあるものを出したほうが良いです。

 

利益につながることを証明しよう

事業計画は事業融資を受けるうえでとても大切な書類です。特にどのように利益を出していくかが焦点になるので、コンセプトや目的よりは資金面のことをしっかりアピールしましょう。特に月々の利益目標や年間計画などかなり詳細な部分まで利益が出せるかどうかが重視されてきます。

 

十分な利益を出すのにいくら必要で、そのために融資を受ける必要があるという証明ができないと借り入れまでこじつけるのはなかなか難しいです。単純な計算だけではなく、協力してくれる会社や人物も大きく影響するので計画にしっかり組めるようにした方が良いです。

 

融資されないことも当然ある

事業融資は必ず借り入れできるわけではなく、審査に通らない場合があることも覚えておきましょう。個人の信用情報だけでなく、事業計画もしっかりできていないと借り入れはできません。事業融資もキャッシングのような融資とあまり差はないので十分な注意が必要です。むやみに借り入れできると思って事業をスタートせずに、冷静に判断して事業融資の審査に申し込むようにしてください。審査に出す際の金融機関も大切で、業種や地域によってはなかなか融資してもらえないビジネスもあります。

 

それぞれの地域ですでに飽和しているようなビジネスにはあまり融資してもらえないので、事業の内容やサービスの範囲も考えておく必要があります。一度融資されなくても計画をしっかり見直して融資してもらえるように再度審査に申し込むことはできます。あまり何度も似たような事業計画を持ち込むのは無理がありますが、融資の審査に詳しい方のアドバイスも取り入れながら進めていけば成功させる可能性はアップできます。